第160回:リハシリーズ 「お尻歩き」 |
(水島協同病院リハビリテーション科主任 滝川章子) |
お腹・横腹のたるみが気になる人はいませんか?パンツのゴムの上にぷよんと乗ったお腹のお肉、気になりますよね。これを引き締める運動をしましょう。
@基本姿勢
床に座って足を楽に伸ばします。膝は曲がっていても構いません。
お尻を床に押し付けると、左右に1個ずつ骨が床に当たるのを感じますか?これを坐骨といいます。
Aお尻上げ
左の坐骨をしっかり床に押し付けて体重を乗せ、右の坐骨を上方に向かって引き上げます。
この時、右の脇腹をギュッと縮めるように力を入れてください。何回かやって動きに慣れてきたら、お尻を引き上げた位置で一瞬止まってみましょう。反対もやってください。
片方ずつができるようになったら、左右交互に引き上げます。リズムよく、バランスを取りながら行いましょう。
Bお尻歩き
右坐骨を引き上げたらそのまま前に降り出します。次は左の坐骨を引き上げて前に降り出す。これを繰り返して前に進みます。両腕を大きく振り、ウエストを捻るようにして、腰から前に降り出します。
お尻を後ろ・右・左方向へ降り出して、後ろ歩き・横歩きもしてみましょう。腹直筋・腹斜筋・腹横筋・背筋・殿筋(お尻の筋肉)などを総動員して行う運動です。
腰・上半身をピンと立てること、両腕は大きく振ること、脇腹を縮めてお尻を引き上げることを意識しましょう。
ウエストシェイプの効果だけでなく、肩こり・腰痛の解消、歩行安定性の改善などが期待できるので、是非やってみてください。
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